《私の本棚 第九十五》 平成17年2月
バートン版「千夜一夜物語」 (第二十夜
〜第二十四夜)
ヌル・アル・ディン・アリとその息子バドル・アル・ディン・ハサンの物語
イギリス人のリチャード・F・バートンは世界各地を放浪、この物語の訳者として有名です。注釈がくどいという批評家もいますが、私はそれを楽しんでいます。アラビアン・ナイトは九世紀から千年以上に亘って成長をした説話集ということです。 下記の部分は独特の歌を交えながら、父親が息子に五つの訓戒をしています。 |
@ 誰ともあまり親しくし過ぎない (他人を頼り過ぎない) A 誰にもむごいあしらいをしてはいけない B 口を謹んで、他人の欠点をいう前に自分の欠点を直しなさい C 飲酒を慎みなさい。飲まれて思慮分別を無くさないこと D 財産を大切にしなさい、そうすれば財産もお前を大切にしてくれる … と |
今も昔も 「親の小言と茄子の花は千に一つの徒もない」 ということですね。 |
錦天満宮 (新京極・錦通り) 【本文との関係---季節】 |
前の頁,浜坂にて 次の頁,京都発見 第一分冊目次
第一分冊トップ頁 Vol V,トップ頁 Vol U,トップ頁 |