1928年ニューヨーク市生まれ。1949年ニューヨーク大学卒業後、五年間の工員生活を経験した未来予測学者。 「第一の波」 を遊牧や動植物採補の民が定着し農耕を営むようになった時期、「第二の波」 を産業革命による市場交換成立の時期。「第三の波」 を現在進行中としている。 第一の波はその完成に数千年を要したが、生産者と消費者は同一であり、ほぼ自給自足の生活であった。分業は極めて初歩的なもので、相互依存度は低いという特徴があった。 第二の波は300年で終わったが、労働は野良や家庭から工場へ移り、相互依存度は急激に高まった。同時に分業や技能の統合、責任の分担と報酬についての争いなどが深刻になったとしている。男は工場労働、女は家事労働、生産者と消費者と言う区分が出来たとしている。この中で面白いと思うのは、男を客観的女を主観的とする分類を、第二の波を原因としている点です。男の労働は自給自足と言う低いレベルの相互依存労働から、高いレベルの相互依存労働に前進したのに対して、女は旧来の労働形態に留まった ためとしています。 いろいろな現象を解きほぐしながら、未来社会を見つめる面白い本です。 |
紫陽花(あじさい) 【本文との関係---発行季節】 花ことば「移り気」「乙女の愛」 「紫陽花はでんでん虫と仲良しだ ひとり言う子のクレヨン動く」 歌人 鳥海昭子 |
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