《私の本棚
第百》 平成17年7月
「水滸伝」 14世紀中頃完成
三国志演義・西遊記・金瓶梅 (感想文未済) と併せて四大奇書と呼ばれています。吉川英治版の三国志は定番ですし、水滸伝は幸田露伴の訳が素晴らしいとのことです。 水滸とは水のほとりの意味ですが、舞台は東平湖の南にある梁山泊です。ここは数千段の石段と天上界への入り口で有名な泰山の南西約百qにあります。初期の登場人物は36人で、最終的に108人になりました。首領の宋江は1119年〜1121年にかけて暴れた盗賊です。 三国志のリーダー劉備、同じく西遊記の玄奘三蔵とともに実在でかつ、荒くれ者を統率するには、なよなよとして魅力に乏しい人物との評もあります。水滸伝は三国志とともに北宋以来、講釈師によって語り継がれてきました。登場人物は全員が殺人犯、泥棒などの悪者ばかりです。 36人にしろ108人にしろ、占術の数字に符合しているのは何故でしょう?。 |
睡 蓮 【本文との関係---季節】 |
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