有史以来の中国歴史数千年の出来事を物語として展開しています。堯・舜・禹の神話の時代から、歴史はどのように繰り返されてきたかを 垣間見ることができます。有徳の治世が行われた時代、戦乱に明け暮れた時代、恐怖政治の行われた時代、華やかな文化が発展した時代、それらが破壊された時代。当然ですが中国歴史小説の題材は、この中に殆ど現れてきます。一般庶民はその時代の為政者によって翻弄され、歴史の表舞台とは直接関わりのないところで国を支えています。 一つの企業を考えて見ても、同じことがいえると思います。トップの交代によって、外部からは伺い知ることの出来ない大きなうねりが生じます。一見取るに足りないと思われるような仕事もあれば、いつもライトを浴びるような仕事もあることでしょう。同じ 「血や汗や涙を流して仕事をする」 といっても、その対象はお客様であり、上司であり、目の前に積まれた書類でもあるのです。 高々数千年くらいの歴史では、科学文明は大きく発展しても、人間の英知と言われるものはそれほど変わらないものだということを、この本は示唆しているように感じます。 |
![]() 大台 ヶ原 トウヒ枯野 【本文との関係---発行季節】 |
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